酒蔵・日本酒を題材とした新潟の酒造りコミック「吟醸のかみさまっ!」2020年よりマンガ公開開始

吟醸のかみさまっ!とは?

新潟の個人クリエイター・晋太郎が、かつて地元の酒蔵で酒造りに携わっていた頃の体験をもとに
2020年より創作・オンライン配信している、酒蔵と酒造りをテーマにしたコミックです。

ストーリー

春休み。東京の大学に通う木花 千代このはな ちよは、ふるさとの新潟に帰ってきた。

千代の実家は、新潟県の五泉市で古くから日本酒を造っている酒蔵「木花このはな酒造」。

だが家に帰ると、杜氏とうじ(酒造りのリーダー)である父親は、
飲んだくれて机に突っ伏したまま目を覚まさない。

そこに現れた、「酒造りの神」ことイチキシマヒメノミコト。

千代の母親は2年前に他界しており、
どうやら父親は、その時から酒造りの情熱を失って酔いつぶれていたらしい。

それが代々蔵で祭られていた、もう一人の「酒造りの神」コノハナサクヤに見咎められ、
呪いを受けたのではないか、とのこと。

原料となる酒米も、酒造りに使われることなく酒蔵に残ったまま。
このままでは農家への支払いも、お酒の出荷もままならず
多額の借金を抱え、倒産もありうる…。

父親を救い、崖っぷちの酒蔵を守るため、千代は戸惑いながらも
地元の神社で祭られている米の神、水の神、天狗をも巻き込みながら、
神様たちと、新潟の自然の力を存分に生かした、最高の酒造りを進めていく。


キャラクター



コミック第一話公開中

第1話 酒造りの神様登場!

0 私の生まれは、米どころ酒どころといわれる新潟県。上越新幹線に乗れば東京からそう遠くはない。新潟駅からさらに40分ほどたどり着くとやっと故郷の街へ着く五泉市。たまにSLが走り、チューリップとニットが有名な、まあよく言えば自然豊かな町である。1 遅いなあ…お父さん迎えに来るって言ってたのに。高校を卒業した二年前までこの町に住んでいたので、まだ記憶には新しい。ここが私の実家。木花酒造。なんでも150年前からこの町で日本酒を造り続けている酒蔵である。2 私の父親は経営者であり「杜氏」。つまり蔵元の現場で指揮をとったり、酒の味を見極めたりする酒造りのリーダーである。といっても、うちは家族経営。酒造りの冬になると、地元の親戚や数人の農家の人が集まって安全祈願といい酒造りのためお祓いをしてもらい、冬の間は泊まり込みで酒造りに打ち込んだりみんなでご飯を食べたりと。昔はそんな賑やかな思い出があった。3 この飲んだくれが、私のお父さん。でも昔はこんなじゃなかった。2年前の春、お母さんが亡くなってからすべてがおかしくなった。4 女手ながら、お父さんと共に酒造りに情熱を注いでいたお父さんは
          2年前、配達中に交通事故で亡くなった。お父さんもそれ以来、酒造りに対する情熱をまるで失い、酒蔵で働く蔵人さんや、お酒を買いにくる業者さん…にぎやかだった人の波が少しずつ消えていく。わたしはかけがえのない母親を失い、お父さんは酒造りの、そして人生の伴侶を失った。昔からこの街で親しまれてきたうちの銘柄「木花咲耶」。このお酒もいずれこの街から忘れ去られていくのかもしれない。5 はあ… お父さん 昼間っからお酒飲んでちゃだめでしょ!。もーいい加減起きないと。お、お父さん?6 ねえ!お父さん!?おとうさん!しっかり!き 救急車 お父さんいつから…! な なに だれか来てるの?7 え…8 猫…?うちあんなの飼ってないし…どこかから迷い込んだのかな? いやそんなの後だ まずはお父さんを!9 えっ10 捕らえたぞコノハナサクヤ! 蔵の杜氏を眠らせるとはどういう了見じゃ 変な呪いなどかけおってこのクソ猫!それでも酒造りの神かこの邪神!このっ!11 クソ猫ー!麹仕事でツルツルになった自慢のお手てを傷つけおってー! ん? お? はい五泉警察署 もしもし!?12 たすけて!い、家に不審者!あとお父さん倒れてヤバッ! もう何もかもがヤバい どんな不審者じゃ?えっそのなんか神棚から出てきてギャーギャー騒いでるキチガイ女で…とにかく早く来てくださ… ほぉーええ度胸じゃのォ …え わあああ!?13 そこで眠っている杜氏の娘か? ひっ!? わらわの姿が見えるとは…これは驚いた 神聖なる酒造りの神をキチ○イよわばりとは失礼千万 さぞや折檻のしがいがありそうじゃな? そこに直れ正座でな そこに直れ! …はい…14 えっこれどういう状況!? 家の中でお父さん倒れてたと思ったら… 酒蔵のほうで変な女が猫とエキシビジョンマッチしていて思考が追い付かない! 誰がエキシビジョンマッチしとるか!殴るぞ!15 い いやそんなことよりまずはお父さんを! あのわたし!はやく父を病院に連れていかなくちゃ! おぬしの父親は!酒造りの神から呪いを受けえおる!さ…酒造りの神? さっき猫の姿をしていたあやつ…あれはいしにえより伝わる酒造りの神、コノハナサクヤヒメ あやつは本来「酒造り神社」として有名な京都・梅宮神社で奉られておる。この木花酒造の名もきっとあやつにちなんだものじゃろうな ほれ そこにも神棚がある。16 呪いって… 正確にはおぬしの父親は酒造りの神…コノハナサクヤによって眠ったまま時間を止められている。 時間!?なんでそんな… あやつの真意はわからん… だが思い当たる理由がないこともない 理想の酒造りを目指し、日々精進していかねばならぬ酒蔵の杜氏が、酒造りの熱意を失い毎晩酒におぼれている。 これでは酒造りの神の怒りに触れるのも当然じゃ17 わらわとてやんとごなき酒造りの神 酒蔵を担う杜氏のあんな姿を目にしたら 蹴りのひとつもくれてやりたくなる 酒造りの神? ふふん尊び敬え わらわこそ古来より多くの酒蔵で奉られてきた酒造りの神!京都・松尾大社の祭神イチキシマヒメノミコト ちきさま、と呼んでいいぞ!えっへん!18 ま、日本で有名な酒造りの神といったらわらわか、あやつといたところじゃな へへっ♪ もちろん京都も灘・伏見と酒どころだが、新潟はなんと酒蔵の数が全国一位!さらに3月には「酒の陣」という全国的にも有名な酒蔵の合同イベントが お父さん…内緒で変な女連れ込んでたの? いくらお母さんに先立たれたからって…こいつは限りなくアウトだろ… 警察は呼ぶなよ? 言っておくがおぬし以外にわらわの姿は見えん 呼んだところで頭のおかしい娘と思われておわりじゃ え!?19 20

第2話 米・豊穣の神様登場!

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第3話 水の神様登場!

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第4話 酒造りのはじまり!

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第5話 鬼と閻魔がくる!

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酒蔵さん紹介

新潟市今代司酒造さん

新潟駅から近くにある、なんとも趣ある酒蔵さん。
有名な錦鯉のお酒を造っておられます。

公式サイト

五泉市近藤酒造さん

五泉市の水路に囲まれた酒蔵さん。
毎冬山の名水を汲みにいく「寒九の水汲み」イベントを開催しておられます。

公式サイト

この物語はフィクションです。
背景素材の一部に、酒蔵さんの許可を頂いた上で撮影外観をお借りしていますが、
実在の人物や団体などとは関係ありません。

以下のサイトにて、無料で遊べる関連作品なども制作・発表しています。
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