「かみさま金魚のコト」と、ドラえもん漫画「のら犬イチの国」

「偶然拾ったかわいそうな生き物を、リスクをとってまで、最後まで育てようとする」
「そこから、別世界に繋がる大きな事件に発展していく」
かみさま金魚のコトはそうやって話が進んでいくのですが、
最終回が終わったいま、ぜひとも紹介したい漫画があります。

国民的アニメ・ドラえもんの作者、藤子・F・不二雄先生(藤本弘先生)が、ドラえもんの漫画原作で描いていた「のら犬イチの国」(こちらに解説記事がありました)

この前掃除していたとき、漫画をみつけて泣いてしまった…。

のび太や藤本先生の中に垣間見える、いずれお別れの時が来る「寂しさ」、ペットを捨てる人間の自分勝手さ。

 

で、話を元に戻すと、かみさま金魚の最終回にて。

一瞬見えるコトたちは、お祭りがある神社の本殿ではなくて、その外れにある小さな祠で祭られるくらいの存在になってしまったんですよ。
電波塔の屋上で神様として一度死んだのか。あるいは何も変わることができない警察組織を出ようと決意したのか。
でもみんな元気でやっている。

ゆいもこのシーンで、自分の足下の石畳から一歩踏み出せば、またコトたちのもとに行けるかもしれない。でも、そうはしないんですよ。
「私が帰るのは、おばあちゃんが待っている家だ。いまは金魚すくいで掬った金魚を、立派に育てるのが私の使命なんだ」
と心を決めていて、踵を返すんですよ。

ゆいもコトたちも、強くあろうとする。それでいいのです。