「MEMENTO」の前日談となるホラーゲーム。2017年ラボゲームスタジオ。RPGツクールMV製。

DORMITORY

おすすめホラー映画

MEMENTO・DORMITORYは、これらの作品から影響を受けたのよ。おすすめ映画・小説作品

1悪夢?現実? すべては、心の準備の問題だ…ジェイコブズラダー

レントゲン室に行くんですよね!? そ、そうなんですよね!? これおかしくありませんか!?

映画の公式予告よ。

極限まで追い詰められていく主人公の姿が、なんだかすごく切ないのよね…

「死を恐れながら生き長らえていると、悪魔に命を奪われる。でも、冷静に死を受けとめれば…」

みやこ

じゃ、じゃあ…一番目の映像を押して…
ギャアアアアアア!!!!

やちこ

みやこ、主人公のジェイコブは、
ベトナム戦争の帰還兵で、頭の中にある何かと戦って…

みやこ

ピャーーーーーーーーー!!!!

やちこ

この映画は、生と死について、
真剣に考えさせられる、すごい名作映画で…

みやこ

オッ!! オワッ!! オワアアアアアア!!!!!

みやこ

私が好きな、あの有名なホラーゲーム「サイレントヒル」も、
この映画のビジュアルにすごく影響を受けていると言われて…

みやこ

ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”ア”!!!!!

やちこ

(…かわいい…)
映画の魅力がわかるレビューはこちら

2子供達だけに見え、子供達だけが立ち向かえる恐怖IT(イット・旧作版)

映画のシーンカットよ。

子供たちの抱える恐怖や脆さにつけこみ、ガハハとあざ笑う姿が、なんとも憎らしいわ…!

周囲の大人たちの、子供に対する不誠実さや、欺瞞に満ちた態度が、また恐怖の源である「イット」を育てていくの。

大人になった主人公や友人達の前に、「奴」が再び姿を現す…!

みやこ

ぎゃあああ!! ななななんですか、このピエロ!?

やちこ

モダンホラーの巨匠といわれている
スティーブン・キング原作のホラー映画よ。

みやこ

や、やっぱりホラー演出を参考に…?

やちこ

いや、確かに、ついついピエロの怖さに目がいきがちだけど…
この映画は決して、それだけの物語じゃないと思うの。

みやこ

どういうことです?

やちこ

「かつての子供の頃の輝きを無くした大人たちが、
生きることの恐怖にどう立ち向かっていくか。」


というテーマに、すごく影響を受けたの。

思春期のとき、大人たちや社会に感じていた「恐怖」や「不信感」…
みんな、恐怖を克服できずに、大人になってしまった。
だから、今度こそ「奴」に立ち向かわないといけない…。

ほかにも、非常に興味深い解説を見つけたわ。
映画「IT」のピエロの正体って?

みやこ

はわー…。 でも突然現れるピエロが、やっぱり怖い…!

3主観撮影の本気がわかる。ひしめきあう地獄絵図REC(レック)

映画の予告編よ。ちなみに本編は、この100倍怖かったわ。

狭い通路… その先にある、ゆらゆらした人影… 間違いなくレベルの高いホラーだわ…!

DORMITORIの寮の内装も、この建物のようなおどろおどろしい「空気」がほしかった…

みやこ

あっ ドキュメンタリー風の映画なんですね?
じ、じゃあ、そんなに怖くなさそうで…  …ッ…!!

やちこ

みやこ、この主人公達が閉じ込められる古いアパートだけど…
わたし、すごく気になってることがあって…

最初にエントランスをあけた瞬間から…
なんかすごく…「締め付けられるような圧迫感」を感じない?

古くて薄暗かったり、螺旋階段が怖かったり、通路が狭かったり、
住人達の素情が知れなかったり…音が反響したり…
きっと色々な要素が、恐怖演出を加速させているのよね。

みやこ

………

やちこ

もちろん、発狂者も怖かったけど、なによりこの
閉塞感と絶望感がじわっとせり上がってくるような家屋
家屋の中に蔓延る異様な「空気」…

ほんとはDORMITORYでも、このぞっとする雰囲気を
マップに再現したくて、思考錯誤したのだけれど…
一体どうしたらここまでの恐怖感を出せるのか…

ねえ、みやこは一体どう思…
あっ 気絶してる。

4わたし、この映画のセリフ全部言えるわ。いや、ほんとにピンポン

映画の予告編よ。

「右の月本君という子は、どうしてわざと卓球で負けるんです?」「それはその…そこがあれなのよ…」

やがて先生は、「相手の人生に踏み込めなかった」悔やみきれない自分の過去を、生徒の月本君に打ち明けるの…

自らの殻を破り、自分の力で「孤独」から抜け出すため、月本君自身も少しずつ意識を変えていく…。

やちこ

起きてみやこ。
ほら、ちゃんと、ホラーじゃない映画もあるのよ。

みやこ

あれっ
高校生の卓球部のお話…? これがどうして影響を?

やちこ

この映画、本当に色々な心を揺さぶるテーマがあるのだけれど…
その一つに「教師と教え子」の関係があると思うの。

月本君という、繊細で心を閉ざした高校生。

その子のずば抜けた卓球の才能を見抜き、
無理やりスパルタ卓球をさせる部活の顧問の小泉先生。

コーチとして月本君に大切なことを伝えたいのに、
先生も不器用で、その想いが全然伝わらず、
ついには怒鳴って手を上げてしまう…。

みやこ

あっ…

やちこ

お互いに反発して抑えつけて、ついには逃げ出して…
トラブルの連続なんだけど、
やがて、先生のある覚悟をきっかけに、信頼関係が芽生えてくる。

みやこ

最後はどうなっちゃうんです?

やちこ

見てのお楽しみね。 原作は漫画だけれど、映画化されたこの作品も、
主題歌や挿入曲がとにかくカッコよくて…
あぁ…またのめり込むわ。

みやこ

予告編で流れている曲…なんか…グッときますね。

1うん。やっぱり最後は…この作品で締めようかと…。マリア様がみてる

あっ この感じ… 私たちみたいですね

特にその…色々な意味で驚愕したのが、この…実写版のほう…

その…アニメとは違った生々しさが…なんというか…めくるめく耽美的世界…

もちろん、雰囲気やロケ地にも、一貫して絵画のような品があるわ。

みやこ

なんだかおしとやかそうな…
あっ、この学園の雰囲気は…!

やちこ

そう。「タイが曲がっていてよ」で有名な作品ね。
めくるめくる「耽美的なおねえさま世界」…。
MEMENTOの私たちも、やっぱりこの作品を意識しているわ…。

わたし、最初は
姉さんが貸してくれたライトノベルでこの作品を知ったの。
でも、その…

みやこ

? どうしたんです?

やちこ

この間、思わず出来心で、
その…この実写版のほうをちらっと見てしまって…

その…いろいろと凄かったのよ…
クオリティはもちろん、
見ることに対する、後ろめたさ的な…その

あ、うん…言いたいことは全てこちらの方が書かれているわ…
危険なヴィジョン:劇場版『マリア様がみてる』

みやこ

レビュー? …あっ…

やちこ

なんというか…強烈なフェチズムというか…
妖しい香りというか…
でもまた見たくなってしまうような、危険な魅力が…

みやこ

(き………気まずい………!)